ひじき賞味期限が設定されていても乾燥状態であれば数年保存可能
乾燥ひじきは、日本古来の保存食です。結論から言えば、乾燥状態であれば数年間保存が可能です。感じ方は人それぞれなのですが、2〜3年経過したひじきの方が熟成していて美味しいとおっしゃる方も。煮付けにせずサラダで食べられる沖家室ひじきの熟成版も現在作成中なので、数年後をお楽しみください!
ひじきは栄養豊富な防災食。ミネラル・食物繊維豊富な保存食として普段から消費しつつ備蓄しておくといざという時にも役立ちます
乾燥ひじきは湿気を避けて保管
沖家室ひじきは全工程天日干しですが、ほとんどのひじきは乾燥機を使って乾燥させています。梅雨時期などの湿気には弱く、カビが生えてしまうことがありますので、湿気を避けて風通しの良い場所で保管するようにしてください。
沖家室ひじきは、全工程で乾燥機を一切使わずミネラルやビタミンの増幅効果もある天日干しで乾燥させています。詳しくは「生産過程」をご覧ください。
水戻ししすぎたひじきは数日〜1週間程度なら冷蔵庫で。〜1ヶ月ほどなら冷凍保存も可能。
水戻しをする量を間違ってしまったとしても数日で食べられる量であれば冷蔵庫で保管することも可能です。当然水戻し後の保存期間が長くなるだけ風味が落ちてしまいますので、お早めにお召し上がりください!乾燥状態であれば年単位で保存できるので、戻しすぎにはご注意ください(ちぎったり、ハサミで切って少量ずつ水戻ししましょう)。
ちなみにひじきサラダにする場合は冷蔵庫で冷えていた方が夏場などは食感も上がってオススメです(ひじき漁師である私も水で戻した後、冷蔵庫に入れて冷やしてから食べるのが大好きです)。
ひじきを作り置きするなら冷凍庫も活用
作り置きをする場合はラップで小分けにしたり冷凍用保存袋に入れて冷凍庫にて保存しましょう。こちらも1週間程度であれば冷蔵庫で保管も可能です。お弁当に詰める場合凍ったまま入れて自然解凍させてもよし、すぐに食べる場合は電子レンジで加熱解凍しましょう。
冷凍保存も、家庭用の冷凍庫は頻繁に開け閉めがされて温度変化があり解凍と冷凍が繰り返されるような形になりますので、1ヶ月程度を目安にお召し上がりください。
ひじき漁師や産地では、食べない分は再度天日干しして乾燥させて保管...という方法もとられることがございます。一般家庭では流石に再度天日干しするほど水戻ししないと思いますが、一つの参考としてお伝えさせていただきます。
ひじきを水で戻して生で食べて良い理由。実は生産過程で数時間じっくり釜茹でしています。
水で戻してすぐ食べられるひじきは実は「磯から収穫してきた生の状態ではない」のです。本当に生のひじきはコリッコリですが、乾燥ひじきはすぐ調理できるよう数時間しっかり釜で湯がいているのです。
生産過程を知ることで家庭でのお召し上がり方、保存方法も考えやすくなると思います。ぜひチェックしてみてください!
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