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沖家室ひじき 公式案内板

よくあるご質問について詳しく解説しています。

乾燥ひじきを水で戻すと「8〜10倍」に。ひじきの戻し率や戻し方【ひじき漁師が解説】

  • 執筆者の写真: さかえる
    さかえる
  • 2021年10月7日
  • 読了時間: 4分

更新日:8月11日

要点まとめ


  • 乾燥ひじき15g → 水戻し後はおよそ120〜150g(約8〜10倍)。

  • 小分けにしたい場合は、乾燥ひじきの段階でちぎって/カットしてから水戻し。

  • 戻しすぎた分は冷蔵保存可。食感が落ちたら「軽く再水戻し→水切り」で復活。


ひじきが水で戻すと「8〜10倍」になる理由とその量


乾物を水で戻すと一気に量が増えます。この記事を執筆しているのは実際にひじきを生産加工販売している漁師ですが、私が生産している沖家室ひじきの場合は1袋が15gですので約120〜150g前後に。150gとはどのくらいかというと....



百聞は一見に如かず。このくらいです。ひと袋丸々水戻しすると多い!という方が多くいらっしゃるのですが...120g〜150gであればぜひモリモリとひじきサラダにしてお召し上がりくださいませ。


失敗しないひじきの水戻しのポイント


  • 乾燥のまま必要量だけカット(キッチンばさみ/手でちぎる)してから戻す。

  • 戻したらしっかり水切り(おすすめのボウルあり)。


小分けにしてお召し上がりいただきたいときは、乾物のうちにキッチンバサミで半分に切っていただいたり、適量手で千切ってから水戻しするのがオススメです。


また、水戻しするときにザルにひじきのカスが引っかかってしまう...という声もよく聞きます。そんなときに使えるのが国産ざるボウル藤井器物製作所の「3way水切りボウル」。日じきを誰よりも食べるひじき漁師として推しておきます。



水戻しをする時におすすめのボウル



乾燥ひじきをたくさん戻しすぎてしまった時の保存方法


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余った時は冷蔵庫で保管、大量で困っているときは作り置きを冷凍


ひじき漁師である我が家も「やばい戻しすぎしまって食べきれない」という場合がありますが、そういった時には数日で食べ切れる量であれば冷蔵庫で保管しています。


保管することです食感がゴワッとしてしまった時には乾燥してしまっているだけの場合があるので「ちょっと水を足して再度水戻し、水切りをする」と食感が復活します。


そもそもひじきは日本古来から食べられている保存食です。水溶性の食物繊維などが多少水戻しするたびに流出こそしますが、最悪再度天日干しして乾燥させて、また食べるときに水戻しする...などという選択肢もございます。


ひじきの大量消費の王道メニュー&冷凍可否


おにぎり化したり、ハンバーグやコロッケのように「あとは焼くだけ」「レンジでチンするだけ」の状態にして冷凍しておくのがおすすめです。


  • よく水切り→薄味で下味をつけてから冷凍(匂い移りを防止)

  • 薄く平らに小分けして急冷(復活が段違い)

  • 目安:冷蔵 2〜3日/冷凍 1か月

  • 解凍は冷蔵解凍→温め直し or 凍ったまま加熱。自然解凍のみは水っぽくなりやすい

  • 戻し汁は使わない(風味は良いが、雑味や栄養の流出分が含まれるので基本は捨てる)

メニュー

大量消費

冷凍

目安保存

ひじきおにぎり(おにぎり化して保管。炊き込みご飯も可)

冷蔵3〜4日、冷凍1ヶ月

ひじき煮(基本の旨煮/つくだ煮寄り)

冷蔵3〜4日 / 冷凍1か月

ひじき×鶏つくねハンバーグ(豆腐ハンバーグでもOK)

冷蔵2〜3日 / 冷凍1か月

ひじきコロッケ(成形まで)

冷凍1か月(揚げる前)

ひじき入りお好み焼き/チヂミ

冷凍2〜3週間

ひじき“具”キューブ(スープベース)

冷凍1か月(製氷トレイ)

大皿サラダ(ノンオイル系)

×

冷蔵1〜2日

そのまま冷凍(無味・水戻しのみ)

冷凍2〜3週間(水っぽくなりやすい)



乾燥ひじきの賞味期限は?


沖家室ひじきの賞味期限は、製造日より常温365日(1年間)です。乾燥ひじきは昔ながらの「保存食」ですので、開封前で1年程度は美味しくお召し上がり頂くことが可能です。


​感じ方は人それぞれなのですが、2〜3年経過したひじきの方が熟成していて美味しいとおっしゃる方も。沖家室ひじきの熟成版も数年後には誕生しているかも...?(現在師匠の倉庫で一部のひじきを寝かせて実験中です。)


保存食としてとても機能性の高いひじき。ぜひたくさんお召し上がりくださいね!



煮付けにせず、サラダで食べて欲しい最高級ひじき


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この記事を書いたひじき漁師である私が生産加工しているひじきです。新芽のひじきを食べたことはありますか?


ひじきといえば煮付けですが、このひじきは、サラダやそうめんやパスタへのトッピング、パンに挟んでサンドイッチに...といったお楽しみいただき方が可能です。「これが....ひじき?」となると思います。


手土産などの贈り物はもちろん、日常のちょっとした自分へのご褒美としてもおすすめです。ひじきの生産過程もまとめていますので、食卓の話のタネに、ぜひ一度ご覧いただけたら幸いです。





 
 
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